組合員活動のお知らせTopic
(株)安藤醸造様を訪問しました
更新日:2019/02/26
2019年2月26日(火)、仙北市角館町の「(株)安藤醸造」を訪問しました。当日は組合員28名、役職員3名の総勢31名が参加しました。
安藤家は享保の昔から地主として角館に住み、今から165年前の嘉永6年(1853年)の創業です。安藤醸造では創業当時から無添加・天然醸造にこだわって味噌・醤油を作っています。
参加者は2つのグループに分かれ説明を受けました。土壁の醤油仕込み蔵では深さ2mの仕込み樽の上から原料を見せて頂きました。ここで1年以上かけて熟成させます。その後、仕込み樽から搾りたての原液の生醤油を味見しました。めったにない体験に参加者は興味津々でした。
味噌の仕込み蔵では天然杉の大きな樽もあり味噌を熟成させていました。杉の樽は、現在全く同じものは作ることができないとのこと。貴重なものを拝見し参加者は感慨深そうにお話を伺いました。
文庫蔵では、味噌と醤油の味見、寒こうじを使った漬物などを試食しました。出汁を使わなくてもおいしく、天然醸造の旨味を味わいました。
また現在の建物は明治15年~24年に建てられたもので、火災に備えレンガ造りの座敷蔵もあります。この座敷蔵は結婚式にも使われたそうです。昔ながらの情緒ある建物で生活している大女将から、安藤家のくらしぶりや座敷蔵のつくりと代々伝わるお雛様のお話を伺い、昔のくらしに想像を巡らせました。
最後は北浦本館に移動し昼食を摂り、各自商品を買い求め帰路につきました。
安藤醸造の皆様、たいへんお世話になりました。
座敷蔵の説明を伺う参加者
醤油蔵の上に登っての説明
杉樽の前で味噌の説明
文庫蔵で試飲・試食しました