1月21日(月)、当生協本部にて、「港北元気カレッジ」第4回健康づくり講座を開講しました。
第4回目の講座は秋田県立脳血管研究センター看護部 感染管理認定看護師 阿部亜矢子様より第1テーマ「流行の今こそ感染から身を守り、家族を守ろう!」、同センター摂食嚥下障害看護認定看護師 土田美保子様より第2テーマ「楽しく食べるための『口腔ケア』」をご講演いただきました。
「感染」については、今まさに大流行中の『インフルエンザ』『感染性胃腸炎』等をクイズ形式で学びました。感染症を拡大させないためにはどうしたら良いか、感染した場合はどのように過ごしたら良いか等を確認しました。
「口腔ケア」では、摂食嚥下障害を予防するための知識を学び、予防運動を実践しました。「摂食嚥下障害」とは、食べる・飲むがうまくできなくなってしまう障害です。加齢による機能の低下や、脳卒中・パーキンソン病等の疾病、心理的な疾患等の原因によって引き起こされます。今回は加齢にともなう舌・喉を動かすための神経や筋肉の機能低下を防止することに重点を置き、実践しました。
参加者からは「インフルエンザが県内でも大流行していて、改めて気をつける機会になった」、「聞きなれない摂食嚥下障害というものが、実は体調不良の原因だったと知り、やはり運動が大事だと思った」などの声があがりました。
講師の阿部亜矢子様。感染症クイズは、自信を持って回答している受講者が多く見受けられ、関心度の高さと、感染症について正しい理解が広がっていることを感じました。
講師の土田美保子様。摂食嚥下障害は、食欲低下、体力・免疫力の低下、低栄養・脱水、口腔内汚染、誤嚥・窒息、誤嚥性肺炎等を連鎖的に引き起こすので、悪循環のきっかけであることが分かりました。
DVDの「ハローハロー体操」を真似し、摂食嚥下障害を予防する首・顔の体操を実践しました。写真は、首を前後・左右に倒したり、左右に向けたり、大きくゆっくりと回す運動の様子。