7月10日(日)~7月23日(土)の2週間にわたり、櫻庭智彦係長(由利センター)が生活協同組合くまもとの共同購入利用拡大の支援活動のため、熊本県で仲間づくり活動をおこないました。
その様子をご紹介します。
≪過酷な条件下でのローラー活動≫
率直な感想は、‘相当きつかった’です。炎天下・豪雨の両極端な天候の中、ローラー活動(地図だけ渡され、担当するエリアを1日中、1軒1軒訪問する活動)を2週間みっちりおこないました。土地勘・方言・共同購入システムの違いであったり、全国の支援者の加入対象は新規組合員獲得のみであったり、条件は非常に厳しいものがありましたが、精いっぱいの力を出し切ってきました。
≪益城町の視察≫
私が派遣されたのは益城町にある東支所でした。活動を始める前に、甚大な被害のあった益城町の被災現場を視察しました。いまだに道路はボコボコ、家は潰れたままでした。復旧の目途が立っていない地域を目にした一方で、近所の保育園の園児たちがニコニコと散歩している風景に、少し救われた想いでした。
≪生協の仲間・生協で働くということ≫
この2週間の中で、与えられた環境やグループメンバーから、たくさんのことを教わりました。私が配属されたグループは、1週目8名、2週目6名で、北海道・岩手・岐阜・栃木・パルシステム・コープみらい・福岡・宮崎等から構成されていました。中には部長クラスの方、拡大一筋の方、配送チーフ、様々なポジションの方々がおり、最年少者である私はグループ運営スタイル・営業スタイルなど、たくさん勉強させてもらいました。皆さん寛大な方たちばかりで、気さくに接してくれ、昼食も毎日誘い合っていました。 支援メンバーの中にある雰囲気は、‘みんな同じ生協の仲間’でした。活動はすごくきつかったのですが、全国から熊本のために集まり、同じ目的のために行動できる一体感がそこにありました。できることなら起きてほしくない天災ですが、‘これが生協で働く醍醐味だ!’というものを肌で感じるものでもありました。
(由利センター係長 櫻庭智彦)
被害を受けた東支所