コープあきたでは、秋田県内の農産物・特産品などの産地や工場を視察・生産者との交流を行い、商品の良さ・特徴をより深く理解するため産地視察交流会を開催しています。
2017年2月23日(木)役職員と組合員総勢27名が参加し、小玉醸造株式会社を訪問しました。
小玉醸造さんは潟上市に本社を置く、創業1879年(明治12年)の醸造メーカーさんです。清酒、味噌、醤油の製造を行っており、生協の店舗や共同購入でも商品を取り扱っています。
小玉醸造の歴史、醤油・味噌・清酒の分類や製造方法などの説明を受けた後、倉庫に移動し味噌のタンクと製造工程を見学しました。4~5トンの味噌(4人家族で40年分くらいの量)が入るとても大きなタンクや、大きな機械から原料の蒸し大豆がつぶされて出てくる様子を見ることが出来ました。 更に奥には創業当時からの醤油蔵があり、天井や柱には酵母菌が付着し黒ずんでいました。醤油を発酵・熟成させる天然杉の大きな樽を上から見ることができ、貴重な体験をしました。現在天然杉の樽は製造するところがなく、修理しながら使っているそうです。 清酒蔵では原料のお米の精米度の違いを見ました。参加者は吟醸・大吟醸と精米度が高くなりお米が小さくなることを目にして驚いていました。
最後に質疑応答を行いました。参加者からは「麹の温度は何度くらいがよいか」「お酒の酵母は各蔵で作っているのか」「あきたこまちで日本酒が作れないか」「清酒の甘味・辛さの違いは?」などたくさんの質問があり、知識を深めることができました。